Interview

【インタビュー】ボディビルダーバズーカ岡田氏に聞く!痩せるための筋トレ法と最適なプロテインの選び方とは?

少しの食事制限で痩せていた若い頃とは違い、何をしても痩せない、水を飲むだけでも太るという40代の方のお悩みに、痩せるには筋トレが一番の近道だと話す岡田教授。なぜ筋トレがいいのか、苦手意識をどう変えたらいいのかをたっぷりご紹介します。

【お話を伺った人】

バズーカ岡田さん
日本体育大学 体育学部教授
ウィンゲート大学 客員研究員
博士(体育科学)
理学療法士
ボディビルダー(世界選手権マスターズ3位)
骨格筋評論家/バズーカ岡田

日本体育大学にて教育と研究をしつつ、自らもボディビル競技への挑戦を続けている。
骨格筋評論家バズーカ岡田として「ホンマでっか!?TV」など多くのメディアに出演、公式YouTubeチャンネル登録者約28万人。「除脂肪メソッド」などの著書は累計100万部の売上を突破している。
【公式サイト】
https://bazooka-okada.jp/
【全リンク】
https://onl.tw/gD5kMUG

Q.40歳を過ぎると食事制限をしても痩せない、どうしたら痩せられますか?

岡田教授:「身体は常に変化をしているので、若い頃と同じようにいく人はあまりいないですね。ただ一方で、若い人と同じメソッドを使って、体脂肪を完璧に取り去る人たちもいるので、それが通用しないという思い込みがあるのはもったいないです。
例えば、水を飲んでも太るということを言いますが、それも思い込み。思い込みは、良い方向にも悪い方向にも行ってしまう。それをしっかり良い方向に持って行くには、正しい知識が必要なのです。
水を飲むことによって太る、それは確かに飲んだ瞬間は重くなります。ただその後、水はだいたい身体から抜けます。この理解がないと太っちゃうから飲まない方がいい、と思い込んでしまう。それによって代謝が落ちる、不健康になる、といった悪循環に。何を食べても太っちゃう説も同じくです。年齢を重ねたから痩せないというのも、全部思い込み」

Q.痩せないというのは女性ホルモンの変化も、多少は影響があるのでしょうか?

岡田教授:「もちろん、すべて思い込みということではなく、女性ホルモンの影響ももちろんあると思います。閉経後は、身体が大きく変わるタイミング。ただ一方で、女性ホルモンのダイエットへの影響は、分かっているようで解明されてはいないのです。しかしそれとは別に、加齢により痩せにくくなっていくということを裏付けるデータがあります。それは、筋肉量の減少です。筋肉量がピークを迎えるのが20代〜40代頭、筋肉が集中している下半身は、18から24歳の女性で言うと14.5kgあって、25歳以降は減少の一途をたどります。全身で見ても、35から44歳で36.6kg、ここをピークに筋肉量は下がっていきます。筋肉の役割は、力や熱を生み出してエネルギーを燃やしてくれる組織なので、それが減るとエネルギーを使い切れず脂肪になって太る身体に。
年齢とともに痩せにくくなるのは事実だけど、女性ホルモンのせいにして諦めちゃうのはもったいない。筋肉が減ることで痩せにくくなるので、筋トレをして筋肉をつければいいよねという簡単な話です」

Q.では、痩せるため以外にも筋トレは重要なのでしょうか?

岡田教授:「とても大事です。昔の平均寿命は詳しく分かりませんが、人生50年という言葉もあるように、それぐらいで死ぬなら問題ない筋力低下だったのかもしれませんが。しかし今や女性の平均寿命は80歳を超えます。そうすると晩年、筋力低下がひどくなり歩けない、立てないという状態になってしまうのです。筋肉には、将来歩けなくなるという重要な問題との強い関わりがあるんです。筋力が弱くて足腰立たないから動かない、そして介護が必要になったり、病気になる。医療介護費が増えて税金が増えるという悪循環に繋がるわけです。なので、日本国民全員が筋トレをすれば、社会保障費の問題解決!と思っているんですけどね」

Q.筋トレ=ツライ、ムキムキ筋肉になりそう、そう思ってしまうのですが。

岡田教授:「そのようなインフルエンサーが目立っている影響もあるでしょう。私もその一人なので恐縮です。でも今、全国展開をしているチョコザップというトレーニング施設が人気で、登録開始1年未満で会員数80万人を超えていて、全てのフィットネスクラブの中で会員数1位になっているんです。理由は、ツライとか、ハードなトレーニングはできないと思っている人が結構いて、その人たちが通えるライトなジムができたという事。大きなパイの問題を解決したものなのです。
80万人が運動を安価に、いつでもできるという状況は、国のインフラと言えるビジネスだと私は思います。筋トレは長く続けることに意味があります。続かない頑張りは意味がないので、3分でも5分でもいいし、1種目でもいいのです。そこから徐々に増やしていくというのが理にかなったスタイルだと思います。ツライイメージを植え付けてごめんなさい!」

筆者:「少しの時間でも、続けることが優先ですね」

岡田教授:「はい、そして40代50代から筋トレを始める人は、本当に負担のないメニューにしないとダメです。最初は「頑張るぞ!」と思うのもですから欲張ったメニューにしてしまいがちです。しかし続かない事がほとんどで、筋肉が戻ってしまうので、やはり毎日少しずつでも続ける事ができるメニューにすることが大事です」

Q.オススメの筋トレはありますか?

岡田教授:「下半身を重点的にトレーニングしたほうがお得ですね。下半身は筋肉のかなりの重量がありますからダイエット(エネルギー消費)にも効果的ですし、下半身の筋肉を強化するということは、立って歩くというエンジンを強化していることになるので、動ける体づくりという観点からもオススメです。
中でも、ブルガリアンスクワットをオススメしています。いわば片脚スクワットで、後ろに足を引いて椅子の上に置き、前の脚でスクワットをします。普通のスクワットを100回やるより、ブルガリアスクワットを5回〜10回やった方がいいです。スクワット100回は僕でも嫌です!」

筆者:「ブルガリアンスクワットで期待できる効果を教えてください」

岡田教授:「お尻に強い刺激が加えられるので、二足歩行を支える筋肉が鍛えられます。歩行機能も安定しますし、ヒップアップやヒップラインをキレイに出したい人に最適なトレーニングですね。ブルガリアンスクワットだけで痩せると言うと、魔法のトレーニングのように聞こえますが、結果として痩せやすい身体が作れます。もしブルガリアンスクワットができなければ、普通のスクワットから始めてもらってもいいです。
でも、片足立ちができないようだと、関節の状態が悪いか筋肉がすごく弱いか、どこかに問題があるかもしれません。片脚スクワットをやらないという事は、将来歩くことを放棄することに繋がると考えてください」

【ブルガリアンスクワット解説】
https://www.youtube.com/watch?v=NeBY0m3OME4&t=39s

Q.プロテインは、いつ摂ることが良いのでしょうか?

岡田教授:「1日の食事の計画と関わるところなのですが、基本的にはトレーニングの直後が良いと言われています。直後に飲めるよう、準備をしておくと良いですね。
でも、短時間のトレーニングなら、トレーニング前でも構いません。なるべくトレーニングに近い時間に飲めば大丈夫です。
私が最近開発したホエイペプチドは、簡単に言えば、最速の効果でありながら、身体への負担が極めて少ないプロテイン(たんぱく質)です。胃腸などの消化管にかかる負担が極めて少なく、天然甘味料で仕上げていますので、健康や人工甘味料が気になる人にもおすすめです。プロテインが苦手な人って意外と多いですし、健康面で不安視している人たちもいますよね。本当に身体に良いのかなと。
筋トレをした後は、筋肉の細胞が栄養素を吸い上げやすい時間なので、そこに、なんだかよくわからない原料や添加物を摂るのって抵抗がありますよね。私が開発このホエイペプチドは、身体に良いもので仕上げているので、安心してください。
そして吸収が早いので胃にたまらず「飲むのが大変」という事にはならないのも特徴です」

筆者:「味はどんな種類がありますか?」

岡田教授:「ビターチョコレートとサワーレモン味があります」
【バズーカ岡田公式オンラインストア】https://bazooka-store.com/

筆者:「筋トレ前後だけでなく、疲れている時でも飲めますか?」

岡田教授:「疲れは、基本的に身体のエネルギー残量が少ない時なので、身体の各細胞が栄養素を吸収しやすいです。疲れて、ご飯食べ損ねてコンビニに行くと、不要なお菓子とか買っちゃいませんか?それで変な栄養素を摂り込んでしまうんです。これを私は「キレ喰い」と呼んでいます。キレ喰いする前に一度、身体に上質なタンパク質であるホエイペプチドを入れて落ち着かせて、それで食事を摂る方がいいです。栄養摂取のタイミングをずらさないようにすること、キレ喰いを起こさない事が、実はダイエットの鉄則なので、気をつけた方が良いです。
プロテイン、たくさんの量は飲めないという人でも摂取可能なように、少量の水で飲めるようにし、小さいシェイカーもつくりました。水150mlでも飲めるので、気軽に飲んでもらえます。男子のボディビルダーと一般女性が同じ量を飲むなんて、これまでは当たり前でしたが無理がありますよね」

Q.なぜ筋トレにプロテインが良いのですか?

岡田教授:「筋トレをすると、体内で筋肉が大きくなろうとします。これを「筋たんぱく質合成」と言います。そしてプロテインを飲んでたんぱく質を摂ることでも、筋たんぱく質合成が起こるデータがあって、筋トレの効果を加速させるという働きがあります。そこで重要なのは、本当に、筋たんぱく質合成を刺激するプロテインかどうかの見極めです。
私が開発したホエイペプチドは、筋たんぱく質合成を加速するアミノ酸を豊富に含んでいます。原材料、効果、安全性がよくわからないプロテインを飲んでいませんか?私なら、原材料、効果、安全性がわかっている確かなものを飲みたいと考えます」

筆者:「プロテインを作る過程で、大変だったことは何ですか?」

岡田教授:「天然甘味料での味つけが大変でしたね。人工甘味料と違って味のパンチ力が少ないので、美味しく仕上げるのが難しいですし、値段も上がってしまいます。美味しく、続けやすい値段に抑えつつ、健康に良いものに仕上げることが難しかったですが、そこは妥協なくこだわりました。
原材料がよくわからないものはオススメできないですよね。私たちは、ニュージーランドの原料メーカーの方々に実際に会って、どんな環境で牛が飼育されているのかなど、しっかりと説明を聞きました。プロテイン、ホエイペプチドは牛の乳から製造されますから、その牛が放牧されて牧草を食べて、ストレスなく生きているという確認取れたので、この業者と一緒に作っているわけです」

筆者:「ありがとうございました!」


《取材後記》

筋トレやプロテインについて、今までなんとなくやっていたり飲んでいたものが、
腑に落ちたというか、なぜ身体に良いのか、というモヤモヤがスッキリして、明日から少しずつ筋トレをがんばろうと思えました。


Not sponsored.
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載商品の価格はライター調べ、編集部調べです。店舗や時期により価格などの情報が異なる場合がございます。ご了承くださいませ。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。またご自身でご判断したうえで、行動してください。

PROFILE
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
1974年生まれ。2人の大学生の子どもを持つ母。不器用ながら「努力と根性」で女性誌 のライターを10年以上経験、これからは軽やかにライフスタイルのお役立ち情報を発信で きたらと思っています! 「桃子俱楽部」オンラインサロンで、スキンケアやメイクを勉 強中、好きなことにはトコトン突き進むタイプ。
著者のウェブサイト:https://www.instagram.com/__yokom_