新生活がスタートし、生活のリズムが整いつつある方も多いのではないでしょうか。
でも、自分の身体とじっくり向き合う時間は減っているかも。今回は、骨盤と筋肉にフォーカスし、意識して身体を動かすことで、放っておいた身体を自らコントロールできるトレーニングを『Pilates Green(ピラティスグリーン)』池袋店のインストラクターSoraさんに教えていただきました。身体のコリやむくんでいる場所を知って、ほぐしていきましょう。
【お話を伺った人】
Pilates Green(ピラティスグリーン)池袋店
インストラクター
Soraさん
前職:ストレッチトレーナー、コンテンポラリーダンサー
好きなこと:舞台を観ること、ダンス
★マット資格:BASI Pilates
★マシン資格:BASI Pilates
・スワミ ヴィヴェーカナンダ認定ヨガ
【Pilates Green(ピラティスグリーン)池袋店】
https://pilates-green.jp/
【ポーズの名称】
スパインツイストスーパイン
【Soraさんからポーズの解説】
スパインが背骨、ツイストがねじり、スーパインは仰向けという意味。
動作だけではなく、背骨や筋肉、体幹を感じながら動かすことで効果が期待できますので、
足を左右に動かせばいい、ということではないです。ゆっくりじっくり、左右の差や身体の重みを感じながら行ってください。
【期待できる効果】
・自分の身体を知って、脳からの指令を通して正確に動けるようにすることで、身体と心の改善
・骨盤の位置の意識と安定
【主に使う筋肉】
マッスルフォーカス
背柱屈筋群、背柱回旋筋群、股関節屈筋群
(ストレッチ効果:腰、背中)
【ポイント】
左右の脇腹の長さを揃えたまま、骨盤を動かす。足と骨盤はひとつのユニットとして、
意識をして動かす。勢いに任せない。
《『スパインツイストスーパイン』ポーズ》
それでは、早速ご紹介していきます。
1.骨盤の位置をチェック
仰向けになり、骨盤はニュートラル(恥骨を床に押しつけるイメージ)を。
まず、骨盤が正しい位置に向いているか確認します。骨盤左右の骨に手の踵を置き、両指先を恥骨に置いてお腹の上に手で三角形をつくります。その三角形が床と水平になっているか確認をすると、その後の動きが正確にできます。
2.足を片足ずつ上げます。
片足ずつ90度の角度でまげて上げます。手は自然に横に置きます。
3.足を倒していきます。
骨盤と足はひとつのユニットとして、左右の脇腹の長さを合わせたまま、右に倒していきます。その時に、左右の肩甲骨は床に着いたまま。そうすることで、背骨がみぞおちあたりから、ねじれています。
肩甲骨が床から離れない程度に、息を吸いながら、足をゆっくり倒すのがポイントです。
両足も離れないように注意して。
そして息を吐きながら、お腹の力で足を元の位置(中央に足を上げた状態)に戻してきましょう。
4.反対も
2と同じ要領で今度は逆に倒していきます。
みぞおちのねじれを戻すことで、足が左に倒せます。骨盤を左に倒し、背骨がみぞおちあたりからねじります。
【Soraさんからのコメント】
骨盤が今どこにあるのか、仙骨がどこにあるのか確認をして、足の角度を変えず骨盤だけ動かすことで背骨、筋肉にアプローチできます。この動きは、正確に行うことでしっかりねじれます。頭から1本の串刺しのイメージで、ねじれた背骨を上から戻していくと、中の筋肉が使えます。
脳でイメージをすることで、身体の地図を増やすことになります。それは、いつも使っている道だけではなく、いろんな道がある、良い道を見つけて動いてみるということ。新たに動かせる範囲を発見できれば、運動が楽しく感じると思います!
《体験後記》
このポーズひとつで、すぐに何かが改善するというわけではないものの、ゆっくりと意識をしながら動かすことで、身体の硬さや動かしにくさなどがわかるので、その個所をストレッチして伸ばしたり、自分と向き合う時間が増えて、いいなと思いました。
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