選ぶものが変わってくる40代。忙しい世代だからこそ、美味しさも美も一石二鳥だとうれしいですよね。そんなmerrily世代にオススメしたいのが山梨旅。
実は山梨県、とっても近いのをご存知でしたか?
新宿からは車で約2時間弱、電車の特急なら約1時間半と、日帰りは難しそうというイメージとは裏腹に、朝出発すれば、夕方には帰ってこられる距離。
そんな意外と近場の山梨県で、旬の桃、健やかに育ったお肉を堪能するのはいかが?
今回は、大人の女性にこそ味わってほしい3つのスポットをご紹介します。
《2026年・夏の山梨旅》
【朝】は直売所へ。JAフルーツ山梨で桃をゲット
夏の山梨に来たら、まず向かうべきは『JAフルーツ山梨』の八幡直売所。502名もの生産者が日々、新鮮な野菜や果物を届けてくれる場所です。年間20万人が訪れる人気ぶりも納得の品揃え。
こちらの魅力はなんといっても新鮮さ。葉物野菜について言えば、当日売れなかったものは生産者さんに引き取ってもらうため、いつでも新鮮な葉物野菜に出会えるとか。
そして注目すべきは「訳あり品」の充実ぶり。形が少し不揃いだったり、表面に小さな傷があるだけで、贈答用としては出荷できない桃たち。でも味は正規品と変わりません。「むしろちょっと傷がある部分の周りの方が、甘いんですよ」と生産者さん。
お得な訳あり品は、やっぱり人気!箱買い狙いの人で混み合う土日。売り切れるのも早く、並ぶのは必須だとか。ゆっくり選びたいなら、平日の朝イチが断然オススメです。
【桃選びのコツ】
ヘタのまわりに緑が残っていれば、まだ少し早いサイン。地元の人は、あえて硬いものを好んで買っていくそう。逆に赤くてうぶ毛が目立つものは、糖度が低めなことが多いのだとか。


【ランチ】ワイントンで、ご褒美ランチ
お昼はミソカワイントンの直営店『晦日(みそか)』へ。ここでいただけるのが「やまなしアニマルウェルフェア認証」を取得したブランド豚『ワイントン®』です。
きっかけは、体調を崩した子豚にワインを飲ませてみたところ元気を取り戻したこと。そこから研究を重ね、専用のワイン(人間も飲める白ワインですが、実際はやや褐色がかった色をしています)を飼料に加える飼育法が生まれました。赤ワインを試すと肉が赤くなり、ロゼだと臭みが出てしまったそうで、今の白ワインにたどり着いたのだそう。
豚たちは人が食べられるレベルのエサで育てられ、体重250キロを超えないよう管理されています。小さな頃から人の手で触れられて育つので、人間への恐怖心が少ないのも特徴のひとつ。ストレスの少ない環境で育つからか、肉に臭みがほとんどありません。
驚くのは脂の融点の低さ。約36度ほどで溶け出すそうで、焼く前から、お皿の上でじわりと脂がにじんでくるほどです。噛むほどに旨みが広がり、いくらでも食べられそうなくらい、後味はさっぱりとしています。
そして山梨のブランド米「にじきら」も見逃せません。高温に強く倒れにくいので農家さんにも育てやすく、大粒でふっくら、冷めても美味しいのが自慢。ミシュランの星付きシェフが名付け親という一品です。山梨の美味しい水で炊き上げるご飯と一緒にいただくランチは、五感が喜ぶひとときです。


【スイーツ】名誉桃ソムリエの桃パフェで一服
午後は山梨県立博物館併設のミュージアムカフェ『Museum café Sweets lab 葡萄屋kofu』へ。県産フルーツたっぷりの、まるでアートみたいなパフェが名物です。
カフェを運営するプロヴィンチアの代表・古屋浩さんは「名誉桃ソムリエ」のひとり。「仲間が1年間かけて育てた桃を、一滴も無駄にしたくない」という思いで、その日いちばん美味しいフルーツを見極めてくれます。
古屋さん:「山梨の桃は品種によって甘さと酸味のバランスが違います。名前に「夢」がつく品種は皮離れがやや悪いぶん実がしっかりしていて加熱調理向き、白鳳系は皮離れが良く生食向きです。選ぶなら、丸くて尖りのない形のもの。表面に点々とした白い点や傷、再生の跡があるくらいの方が、実は美味しいサインです」
日川白鳳の旬は7月いっぱいまでとされているので、今からの時季は、まさに味わいどきです。


【おいしい農産物は山梨の土づくりから生まれている】
山梨県の農産物は、この土地の豊かな土が育んだもの。
全国に先駆けて『4パーミル・イニシアチブ』という土づくりにも取り組んでいる、ちょっと先進的な県でもあります。4パーミル・イニシアチブの土づくりは、「草生栽培」。下草を生やしたり、枝を炭にして土に埋め、炭素を貯める方法です。また、甲州市の地域おこし協力隊制度として、果樹栽培研修と耕作放棄地の再生を行う就農特化型の制度として取り組んでいます。耕作放棄地を新しい担い手に引き継ぐ仕組みづくりとして、土地を守る取り組みは畑の外にも広がっています。


《おいしいものを食べて心美を育む》
東京から2時間弱で、こんなに満たされる1日が過ごせる。桃も、お肉も、その土地の空気ごと味わうから美味しい。都会にいるとつい忘れてしまう作り手の顔が見える食を、山梨は驚くほど身近にしてくれます。特別な準備はいりません。次の週末、ふらっと出かけてみませんか。
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