《フランス パティスリーウィーク2022・プレスプレビューレポート》
・注目はミルフィーユ。そもそもミルフィーユって?
3枚のフィユタージュ(又はパート・フィユテ)と呼ばれるパイ生地に、クレーム・パティシエールというカスタードクリームをはさみ、砂糖と水で作られるフォンダンでアイシングがけされているもの。
・期間限定スペシャルなミルフィーユが食べたい!
https://francepatisserieweek.com/
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アドバイザー(主催者とパティシエをつなぐ役目)のフランス菓子・料理研究家 大森由紀子さん:「昨年は関東エリアのみ52店舗の開催でしたが、予想以上の反響があり、今年は全国に店舗を拡大、163店舗が参加をする一大イベントが始まります。日本のどの地域にいても、質の高いフランスお菓子が楽しめるという世界を目指して、今年も才能あるパティシエが思考を凝らした今年のテーマ“ミルフィーユ”を作り、提供します!」
この日は、こちらのお二人のパティシエが目の前でミルフィーユを作り、こだわった点などを披露。
そのあと試食させていただきました!
・島田 徹氏がクレームシトロンをデモで披露
島田氏:「僕のミルフィーユは、レモンクリームとプラリネ、シャンティマスカルポーネ、オレンジとマンゴーのフルーツを使ったものです。レモンの旬は1~3月なので、その時期の広島のレモンからジュースとゼストを採って冷凍して1年間使っています。」
レモンジュース、卵、レモンゼスト、砂糖を入れて焦がさないように加熱してザルでこし、冷まして、やわらかくしたバターに入れて混ぜ、クリームを作ります。
島田氏:「今日はクリームにマスカルポーネを使います。僕がフランスにいた際、ムースを作る時、生クリームの代わりにマスカルポーネを使うことで、酸味が出てアレンジが広がり、フランスでも人気となりました。」
島田氏:「海外の方が寿司職人になりたいと思ったら、日本に来るでしょう。それと同じで、パティシエになりたいと思ったら、やっぱりフランスに行きたいと思いますよね。それがシンプルな発想では?でも、日本に帰ってフランス菓子を作ろうと思っても同じ食材は国内にはないので、フランスの食材に似ている日本の食材を勉強するのが大変でしたね。」
・続いてジュリアン・キンツラー氏が披露
ジュリアン・キンツラー氏:「夏は暑くて、どうしてもショコラから離れがちなのですが、夏でも美味しいショコラメニューを色々と開発しています。なので今回のミルフィーユも全部ショコラ!生地までチョコレート味になっています。夏に食べやすいアクセントにゆずを使ったチョコレートゆず風味、の味わいです。」
チョコレートクリームを作ります。ベースはカスタードクリーム。火にかける前に牛乳とカカオパウダーを入れますが、カカオパウダーは色がより深いチョコレート感を出してくれるので。そして甘みのアクセントに、塩を入れます。
ジュリアン・キンツラー氏:「このチョコレートクリームは、100%カカオと、76%のものを使っています。みなさんできたてのクリーム、食べてみませんか?」
「味見は大切!」と配られたできたてチョコレートクリーム。ふわっふわで口当たりが超なめらか、甘さ控えめでチョコの香りが鼻に抜ける。
ジュリアン・キンツラー氏:「ミルフィーユは層の薄さが大事。やわらかい部分、硬い部分があるほうが食べやすいんです。細切りにしたゆず以外は全部ショコラ!ゆずはショコラと相性がいいです。他にも日本の食材は魅力的で、みんな使いたがっています。餡子とか餅などね。」
この期間、同じテーマのお菓子が食べられるパティスリーの祭典、ぜひ足を運んでみてください!
・最後に、パートナーメーカーのドリンクを試飲させていただきました!
スイーツ好きにはたまらないイベント!
パティスリーめぐりをして、美味しいミルフィーユを堪能しましょう!
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