18歳年上の旦那さんと二人三脚で経営されているジムは、いつでも満員御礼。
そして、仲良しなご夫婦。
ジムに通うお客さんを虜にしてしまうエムイー・増田さんの魅力を探ってきました。
ジムに通ってみたいと思っている方、トレーナーを目指している方、夫婦経営されている方。そんな皆さんへのヒントになるお話がたくさん!
【お話を伺った人】
群馬県・前橋市 トレーニングジム
『エムイー』
トレーナー増田恵梨さん
【所持資格】
・JYIAヨガ2級
・Besjマットピラティス
・臨床栄養医学指導士
【増田さんのインスタグラム】
https://www.instagram.com/eri__fitness/
Q.増田さんがトレーナーを目指そうと思ったきっかけを教えてください!
増田さん : 「昔から人前に出ることが苦手で。だから自分に自信をつけたいと思ったんです。前職はエステの仕事で接客をしてたのですが、人前に出ることを克服しながら、さらに変わりたいと強く思うようになったのがひとつのきっかけでした。その時、たまたま募集していたのがインストラクターの仕事でした。」
Q.美容の仕事をしていた時は、ジムでトレーニングなどはしていたのですか?
増田さん : 「していなかったんですよ。でも小学校のときからずっと陸上部で、運動が好きだったんです。でもエステの仕事をしてから、激太りをしてしまって。
食生活も偏ったり、運動不足でさらに太ってしまいました。その当時、お付き合いをしていた今の旦那さんから「自分に自信をつけるために人前に出る仕事をしてみたら?」と言われたひとことが、きっかけでしたね。
インストラクターを始めた時は、すごく緊張して……。そこは簡単なエアロビをお客さんの前で踊るという感じだったのですが、人前に出るが苦手な私が、最初からそれをやらなきゃいけないということで、葛藤はすごくありました。」
Q.トレーナーを初めてから、どのくらいで独立し、お店を出そうと思いましたか?
増田さん : 「トレーナーを始めて2年くらい経ったときです。
旦那さんも私と出会う5、6年くらい前に激太りをして、トレーニングと食事制限で30キロくらい痩せて体が変化したことで、人生が変わったんです。その時はキックボクシングをしたり、自分で器具も揃えて運動をしたりしていて。その喜びをいろいろな人に伝える側になりたいということで、お店を出す決意をしました。」
Q.増田さんは、ピラティスや臨床栄養医学指導士の資格も取得されていますよね?
増田さん : 「はい。はじめは私も旦那さんも、完全に独学でのスタートだったのですが、ちゃんとプロの方から学んだ方がいいと思って、まずはヨガの資格を取るために学びました。
でもヨガはどちらかというと、精神面や心に作用することが多くて。
そうではなく骨格や体を変えるために、他に何かないかなって思っていた時に、骨格ボディメイクをしている先生に出会ったんです。
骨格を整える大切さを感じて、ピラティスの資格を取ることにしました。
そして、やはり体を変えるのはトレーニングだけではなく食生活もとても大切なんです。お客さんにアドバイスをするのにも、食事指導をきちんとできることが大切だと感じて、臨床栄養医学指導士の資格も取得しました。」
さくこ:「素晴らしいですね!」
Q.増田さんのジムは、オーナーさんとご夫婦でのお仕事ですが、夫婦仲良く仕事ができるコツなどはありますか?
増田さん : 「始めたばかりの時は、毎日、喧嘩をしていました。顔を合わせれば、お互いがやっていることに口出しをしてしまって。
でも、お互いお客さんに対していいと思うことを指導していて、私は女性の体のことに詳しい、旦那さんは男性の体に詳しいわけで。お互いの領域に口を出すのはやめて、目の前のお客さんのことを一生懸命指導しようと2人で決めてから、喧嘩もなくなりました。
たとえ喧嘩をしていたとしても、ジムが1階と2階に分かれていているので、お互いトレーニングに入ると気持ちを切り替えるんだと思います。仕事モードに入る感じですかね。
いつまでも喧嘩をしていたら仕事に支障が出てきてしまうというのもあるのかもしれません。逆に違う仕事をしていたら、もっと喧嘩が長引いているのかも。同じ空間にいない分、口きかなくてもいいし(笑)」
Q.増田さんご夫婦は、18歳差のご夫婦ですが、その点も仲良く経営するコツのひとつだったりするのでしょうか?
増田さん : 「私からすると18歳年上なので、きっと疲れてるだろうなと労わる気持ちもすごくあって。旦那さんからすると、18歳も下だから若いから仕方ないか……と折れてくれることもあるのかと。だからお互いを思いやれるというところは、あると思います。
こういうお仕事なので、旦那さんにもいつまでも可愛いと思ってもらいたいし、女性からも憧れてもらえるボディ目指したい!というところも、仲良くいられるコツなのかもしれませんね。」
Q.増田さんのジムは、空きが出てもすぐ埋まってしまい、いつも満員!毎回、満員御礼にする秘訣を教えてください。
増田さん : 「大きなジムではないので場所も限られていて、人も雇っていないので、そこも限られています。お客さんの予約も重ならないように人数を制限していることと、継続してくれるお客さんが多いこともひとつの理由かもしれません。8割の方が継続されているお客さんです。
お話を聞くと、今までほかのジムに通ってらっしゃった方が多くて、ジムに行くたびに体重を測ったり数値を出されたりして「プレッシャーを抱えてジムに通っていました」という方が、本当に多くいらっしゃいました。だけどうちのジムでは、ストレス発散、体重にとらわれず通うことができるので、”続けやすい”とお客さんから、うれしいお声を頂いています。
その辺りが、リピーターさんにつながっているんだと思います。とても有難いですよね。
少し前から新しい取り組みとして、ジムに通えない方のために、オンラインレッスンもしていて、日本だけだはなく海外から参加をしてくれた方がいらっしゃいます。3年間で150名ほどになりますね」。
Q.軌道に乗るようになったきっかけはなんでしたか?
増田さん : 「インスタグラムです。はじめは、チラシを作ってポストインや広告を出したりしたんですが全然ダメで……。このジムを始めた時は一般コースのみだったのですが、空いてる時間がもったいないのでパーソナルを2年目から始めたんです。でも、今から8年前の頃は、パーソナルがあまり知られていなかったのと、パーソナルは敷居が高いというイメージで、なかなかお客さんがこなくて。
なので、SNSを始めてみたんです。そしたら少しずつお客さんが増えてきました。
今のお客さんは、ほとんどインスタグラムからのお客さんだと思います。
1番軌道に乗り始めたのが、約4年前くらいで、それからどんどんお客さんも増えてきています。
今ではインスタグラムの配信を楽しみにしてくれているお客さんも多いので、毎日配信ができたらいいなと思っています。」
Q.オンラインだと、モチベーションを下げないようにすることが難しいと思いますが、どのように工夫をされていますか?
増田さん : 「オンラインは26日間で4週間と短期間です。なので相手が携帯を開いてくれないと、連絡手段もなく、そのまま4週間がすぎてしまう……なんてことになってしまいます。
対面と比べて難しいのが、信頼関係を作るというところです。信頼関係を築けないとモチベーションも上がらないと思うので、週3回のライブレッスンを実施しています。
日常に入り込んで、私の存在を忘れさせない(笑)みたいな。
あとはテレビ電話でボディチェックしたりして、モチベーションを上げるようにしています。そして、疑問が生まれたらすぐに文章で伝えたりライブをしたりテレビ電話をしたりして、そのままにしないようにして、すぐに疑問が解決できるようにしています。」
さくこ:「そういった細かい心遣いが、リピーターに繋がる秘訣なんですね。」
Q.いつでも新しいことに挑戦し続けるイメージの増田さんですが、今、目標やチャレンジしようと思っていることはありますか?
増田さん : 「今はピラティスと臨床栄養医学指導士をもっと深めていきたいなと思っています。
ジム内の中身的なリニューアルはあるかもしれませんが、根本的なスタイル、夫婦二人での経営は変えずこのまま状態で頑張っていきたいと思っています。」
《取材後記》
増田さんのジム『エムイー』は、群馬県の中でもお手頃価格で通えるジムです。
さらにアットホームな雰囲気なので、初めての方でも通いやすいなと感じました。
増田さんご夫婦の人柄もとても素敵なので、ジムに通ってみたいなと思っている方はぜひ1度体験に行ってみてはいかがでしょうか。
そして、この記事で、これから”何かをチャレンジしてみたい”という方の、ヒントになってくれれば、うれしいです。
増田さんのマイルールについてお聞きしていますので、楽しみにしていてくださいね。
【トレーニングスタジオ『エムイー』】
https://www.instagram.com/trainingstudio.me/
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