Interview

【インタビュー】 『上司へのすごい伝え方』の著者、斉藤 由美子さんに聞く!家庭や友人に対しても使える”ソーシャルスタイル理論”の注目すべきところ。

昨年4月に発売された著書『上司へのすごい伝え方』の中で、1960年代にアメリカの産業心理学者により提唱され、リクルートグループでも活用されている「ソーシャルスタイル理論」を詳しく解説、今回はその理論が、家族や友人という人間関係にも対応できるというお話を伺ってきました!

【教えてくれた方】

斉藤 由美子さん
株式会社シーウインプロ代表取締役
ふくキャリスクール代表
国家資格キャリアコンサルタント
CPCCプロコーチ
HRプロファイラー
WDプラクティショナー
著書『ソーシャルスタイル理論でわかった!10万人のデータから導き出した上司へのすごい伝え方<秀和システム>』

《ソーシャルスタイル理論とは?》

”ソーシャルスタイル理論”とは、4タイプで分けて考える、アメリカの産業心理科学者が1960年代に提唱した理論。
・ドライバー(行動派)
・アナリティカル(思考派)
・エクスプレッシブ(感情派)
・エミアブル(協調派)

参考:『斉藤 由美子さんの著書 ソーシャルスタイル理論でわかった!10万人のデータから導き出した上司へのすごい伝え方<秀和システム>』より

タイプがある程度、なんとなくこっち寄りかな?と分かれば、相手が好む言動や対応といったコミュニケーションが分かり、相手とのコミュニケーションがラクになるというもの。つまり、基本的な相手の考え方が理解できるので物事がスムーズに運ぶ、ということを意味します。(詳細は、斉藤さんの著書『ソーシャルスタイル理論でわかった!10万人のデータから導き出した上司へのすごい伝え方<秀和システム>』をご覧ください。)
これは、仕事や上司部下の関係が主になってきますが、もちろん家庭や友人関係でも同じことが言えると思い、今回、斉藤由美子さんにお話を聞いて、これから快適に暮らしていけるヒントをまとめます。

Q.改めて、ソーシャルスタイル理論とは?

斉藤さん:「相手(上司や家族、友人など)のタイプを見極めて、どうコミュニケーションを取れば効率よく分かり合えるか、いい状態にできるかということを見つけるメソッドです。コミュニケーションは量も大事になってきますので、いかに早く組織を活性できるか、それをメソッドとして使っているということですね。
これは色々な角度で応用できるので、例えば親と子の場合でも活用できます。」

Q.どうやって『上司へのすごい伝え方』を編み出したのですか?

斉藤さん:「上司と部下には、ストレスなくコミュニケーションを取って欲しいなと思って。自分もずっと管理職をやってきたので上司の気持ちもわかる上で、仕事の進め方だけではなく、ツールでもあるソーシャルスタイル理論を使って“認識のズレ”やコミュニケーションのズレというものに対して、あくまでこれは上司と部下の仕事というシチュエーションに絞ってまとめています。もしかしたら、親子本ということも当てはまりますよね。親が子どもに接する、受験期の今とか凄く悩んでいる人も多いし、子どもは自分の支配下におけないので。子どもの個性があるけど、親の期待に沿って育てちゃうから、お互いにツライですよね。私は、子どもの個性を生かしきっていますけどね(笑)ほど良い距離感を保っていますね。周囲から見ると、「友達」って言われているんですよ。

・コミュニケーションが上手にいかなかったときの対処法は?

編集長:「果敢にチャレンジして行くっていうのが、きっと難しいと思うんですよね。そうなったら落ち込んじゃって、へこんじゃう人も多いかなと。」

斉藤さん:「40代〜40代後半の方なら、育ってきた時の経済の環境にも関係があると思いますよ。50代ともなると、大丈夫!みたいな強さがあるから一気に行きたいところへ強く進めると思うけれど、40代の方は1個ずつ変えればいいんじゃないかな。
今は変化が凄いので、変化対応力が大事で、この変化にしなやかに合わせていくしかないんですよね。自分がコントロールできることだけに注力する!あえて失敗しに行って乗り越えて強くなるしかないですよね。この先の未来がどうなるかなんて、誰も読めないので。」

Photo by Gabrielle Henderson on Unsplash

Q.めげないためのコツ

斉藤さん:「大きいことを言わずに、小さい積み重ねですね。小さいチャレンジをしていく、それなら誰でもできることですからね。あとは、今この情報過多の時代を、うまく選択して欲しいなと思います。」

次回は、斉藤由美子さんのマイルールについて、お話を伺います。皆さん、自分軸って迷われることありませんか?何をしたらいいのか、不安になってしまったり。そこで、今活躍されている方は、どういうふうに日々過ごしているのか、どういうマインドを思っているのかということをお伝えして、今後の目標に活かしてもらえると嬉しいです。

【参考】斉藤 由美子さんの著書 ソーシャルスタイル理論でわかった!10万人のデータから導き出した上司へのすごい伝え方<秀和システム>


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PROFILE
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
1974年生まれ。2人の大学生の子どもを持つ母。不器用ながら「努力と根性」で女性誌 のライターを10年以上経験、これからは軽やかにライフスタイルのお役立ち情報を発信で きたらと思っています! 「桃子俱楽部」オンラインサロンで、スキンケアやメイクを勉 強中、好きなことにはトコトン突き進むタイプ。
著者のウェブサイト:https://www.instagram.com/__yokom_