今年は夏が長い、ずっと暑い!猛暑、酷暑と言われている2023年の夏、日焼け対策をしていてもうっかり日焼けや、思った以上に日焼けをしてしまった、そんな時はまずしっかりアフターケアを!そのケアに一役買ってくれるのがアロマ。香りの効果で癒されるだけではなく、実は日焼け後のお肌を優しくケアできる香りがあるのです。今からでも遅くない!日焼けケアにアロマを取り入れてみませんか?アロマセラピストの大塚さんに、ケア方法を聞きました。
最後には、会員だけが見られる目からうろこの使い方を伝授。必見です!
【お話を伺った人】
アロマブルーム 小田急エルミロード新百合ヶ丘店
オーダーメイドトリートメントを提供する
『Aroma Berta』主宰
英国IFPA認定・国際プロフェッショナル
アロマセラピスト
日本心理学会認定心理士
大塚麻子さん
https://www.aromabloom.jp/blog/
Q.アロマで日焼けのアフターケアってできるんですか?
大塚さん:「みなさん、日焼け対策はバッチリされていると思うのですが、今年の猛暑は対策をしても焼けちゃう、ということがありそうですよね。日焼け以外に、お肌も暑さと冷房による乾燥や冷えを繰り返しているので知らず知らずのうちに疲れています。
だからアフターケアに、アロマを取り入れて癒されながらトリートメントをすることがオススメなんです!」
Q.ズバリ!日焼けをしてしまった肌のケアに一番よい香りって何ですか?
大塚さん:「それはラベンダーです!抗炎症効果が期待できるので、日焼けしてしまったらすぐに使って欲しいアロマです。実は、その効果が分かったのは、アロマテラピーの研究者が研究中やけどをしてしまった時。手元にあったというラベンダーオイルを咄嗟にかけたら、不思議と痕が残らずキレイに治ったという話が伝わり、今でも日焼けケアでファーストチョイスはラベンダー、と言われています。軽いやけどの状態ですからね」
筆者:「そうなんですね。ラベンダーにもたくさん種類があると思うのですが、どれでも大丈夫なのでしょうか?」
大塚さん:「はい、中でも真正ラベンダーがオススメです。華やかな中にも繊細で奥深い香りなので、心と身体、そしてストレスからも解放してくれるような心地よさがあります」
Q.真正ラベンダーオイルの使い方を教えてください!
大塚さん:「湯おけにぬるま湯を入れて、オイルを2滴ほど垂らして混ぜ、ハンドタオルを沈めてアロマタオルをつくります。お水だと混ざりにくいので、ぬるま湯に混ぜてください。それを顔や日焼けをした肌に乗せて、ほてりを鎮めましょう。もしくは、コットンやガーゼを浸して、顔に貼りつけるコットンパックも良いですね。昔、きゅうりパックってありましたよね?あのきゅうりの代わりです(笑)
タオルやコットンは冷やすとさらに気持ち良いと思います」
Q.ラベンダーはほてりを鎮める、その他にオススメの香りはありますか?
大塚さん:「はい、ネロリとフランキンセンスという2つのアロマです。ホホバオイルなどの植物性オイルに、これらのアロマを混ぜてフェイスオイルをつくります。紫外線を浴びると、光老化が起こり、肌代謝やバリア機能が減り、水分が保持できなくなり、シワやたるみを引き起こしてしまいます。フランキンセンスはエイジングケアができる香りで、ハリ感がアップするような働きが期待できるので、日焼け後のケアには良いと思います。同じくネロリも、肌の弾力アップを促す香りです。ラベンダーで応急処置的に冷やして落ち着かせてから、フランキンセンスとネロリを使うのがスペシャルケア法です」
Q.フェイスオイルを簡単につくるにはどうしたら良いですか?
大塚さん:「基本のつくり方で大丈夫なのですが、植物オイル5mlに対して精油1滴というのが、安心な割合率です。1%濃度を守っていただければ、トラブルなく使えると思います。顔や首、そして肩まわり、デコルテまで年齢が出やすいのでケアをされるというなら、植物オイル10mlに精油2滴(ちょうど、ネロリとフランキンセンス1滴ずつ)でつくると良いですね。植物オイルは化粧用のオイルがオススメです」
※肌が弱い方が顔に使用したい場合は、10mlに対し、精油1滴でも大丈夫です。また精油を入れすぎた場合はオイルを足してください。
Q.フェイスオイルのケアは、いつつけたらよいですか?
大塚さん:「ホホバオイルは、厳密に言うと油ではないのですが、他の物に関しては油分になるので、できればナイトケアにお使いいただくのが良いと思います。オイルケアは、いろいろな手順で使えますが、軽く使いたければ、洗顔後の清潔なお肌につけて、化粧水をする前のブースターとしての使い方もありです!しっかり保湿をしたい場合は、化粧水でしっかり潤わせてからオイルでコーティングしてクリームという手順でも良いです。手のひらで押さえてしっかり浸透させることがポイントです」