ボリュームラッシュ専門という”ボリュームラッシュメニューのみ”のまつ毛エクステサロンを経営されている毎澤さん。ボリュームラッシュ専門にした理由と、経営者・技術者として人を育てていく心得を教えていただきました。
【お話を伺った人】
株式会社Nico Planning
『FAST LASH表参道店』
オーナー 毎澤 桃さん
【FAST LASH表参道店インスタグラム】
https://instagram.com/fastlash_omotesando?igshid=YmMyMTA2M2Y=
毎澤さん:「海外ではスタンダードになりつつある、ボリュームラッシュを日本でもより多くの方に知って頂きたく、ボリュームラッシュ専門店として表参道へオープン。極細のエクステを使用する為、まつげへの負担を最小限にしながらボリュームアップすることが可能で、かつより自然にも仕上げる事が出来るので、幅広いバリエーションに対応できます。
たくさんのメリットがあるボリュームラッシュを、これからも発信していきます。」
Q.まつ毛エクステサロンを始められた経緯を教えてください
毎澤さん:「私がこの業界に入ったのは、20歳。元々、姉とアイラッシュスクールを経営していて、時代の流れに乗ってまつ毛エクステサロンへとシフトチェンジしたんです。
その後、シンガポールのマツエクサロンの立ち上げを任され、シンガポールへ。
帰国後、「海外に行きたいからお店をよろしくね!」と、姉が。
結局、姉はタイへ行くことになり、そのタイミングで今のサロンを半強制的に譲り受けた形で、引き継ぐことになりました。」
Q.ボリュームラッシュ専門にされたきっかけは、どんなことだったのでしょう?
毎澤さん:「スクールからサロンへシフトチェンジした時、シングルラッシュとボリュームラッシュのメニューがあったんですが、お客様からボリュームラッシュのご要望を多くいただいておりました。これは完全にボリュームラッシュで統一したほうがいいなと考えて、シングルラッシュを廃止し、ボリュームラッシュ専門にしました。当時はボリュームラッシュを扱っているお店があまりなかったですし、専門店はなかったと思うんです。初めて施術される方が気に入ってくださり、それから段々とお客様が増えていったという感じですね。」
岩渕:「ボリュームラッシュ専門店の先駆けになったんですね。」
Q.サロンへのこだわりを教えてください。
毎澤さん:「感謝の気持ちを大切にしています。スタッフと私の関係性がフィフティーフィフティーでありたいなと思っています。スタッフへは働いてくれてありがとうという気持ちと、スタッフからは働ける場所を提供してくれてありがとうと思ってもらえるような、そんな関係を大事にしています。私自身もサロンワークや他の会社で働いた経験から、雇われている側の気持ちもわかるので、スタッフとは同じ目線でいられるように気をつけています。
お客様とはコミュニケーションが大事だと思っていて、施術中もなるべく会話をするように心掛けています。長い方だと10年以上通っていただいている方もいらっしゃいます。人生を垣間見るような、そんな人との関わりを大事にしていますね。」
Q.スタッフを育成される際に心掛けていることはありますか?
毎澤さん:「その人をよく見ることですね。その人のことを分かっていないと、アドバイスも教えることもできないと思っています。相手がちゃんと理解できていなかった時は、私の教え方が悪かったのかな、その子のことをちゃんと分かってあげられてなかったなって思うようにしていて。自分に置き換えて教育するようにしています。」
岩渕:「相手の気持ちを考えられていらっしゃるんですね。」
毎澤さん:「その子が成長できないのは私の責任だと思うので、なぜ出来ないんだろうって考えるのが大事だと思っています。施術に入ってしまうと、なかなか皆で話をすることができないので、なるべく私が声をかけてコミュニケーションを取るようにしていますね。」
Q.仕事をしていて良かったなと思うときはどんな時ですか?
毎澤さん:「スタッフは未経験の人材を採用しているので、そのスタッフに初めて指名のお客様がついた時は、私自身もとても嬉しいです。子どもを育てるような気持ちでスタッフ育成をしているので、その子の成長が見えた時が、仕事をしていてよかったなと思う時ですね。
現在、スタッフは4人いて、全員20代なので吸収が早くて育て甲斐があります。
なんなら子育てのほうがよっぽども難しいと感じているところです(笑)」
Q.家事や育児と忙しい中でお仕事を続けられる秘訣はありますか?
毎澤さん:「元々、家にいられない性格ではあるんですが、産後に社会から自分がシャットアウトされているような疎外感を感じるようになって。育児をしていても、日々何かに追われているような気持ちになってしまって、上の子が2ヶ月の時に仕事に復帰しました。
月曜日から土曜日までフルタイムで働いて、ほとんど子どもを預けっぱなしでしたね。若かったからできたことだと思うんですが。今は子ども達との時間を大切にしたいなと思っているので、上の子が学校から帰ってくる時間には家に居られるように仕事をセーブしています。家庭に影響がないようなこの働き方が、家事とサロンワークを両立できる秘訣ですかね。」
《取材後記》
人に気持ちが上手く伝わらなかった時に相手を責めるのではなく、まずは自分の伝え方の反省点を見つけるという考え方が素敵だなと思いました。これはスタッフ育成に限らず人間関係や子育てでも通ずるのではないかなと思います。
なにより産後2ヶ月で仕事復帰された行動力がかっこいいなと尊敬の念が尽きませんでした。
次回はそんなかっこいい毎澤さんのマイルールをご紹介します。お楽しみに!
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