年末年始の連休は、早寝早起きのルールがなくなって気が緩み、どうしてもだらだら過ごしてしまいがち。家族や親戚一同が集まれば、1日中食べたり飲んだりする数日間。
「普段運動を心がけている人も、年末年始はおろそかになって、体重が2kg増えたとおっしゃるお客様は多いです」と話す中村さんに、食べても罪悪感なく過ごせる方法を教わりました!ぜひ今年の年越しは、この方法を試してみてください。
テーマは、ずばり「姿勢を正す、お正月」です。
トレーニング法は2つありますので、最後までご覧ください。
【お話をお伺いした方】
H ampersand(アッシュアンパサンド)
スマピインストラクター
中村萌美さん
埼玉県川口市「Beauty Style M‘s」主宰
【Beauty Style M‘s】
https://www.beauty-studio-ms.com/index.html
《保有資格》
・鍼灸師(国家資格)
・ファンクショナルローラーピラティス(FRP)マスタートレーナー
・FTPピラティスベーシックプラス(上級)インストラクター
・BESJ マシーンピラティストレーナー (Reformer / Trapeze)
・BODY CONTROLマタニティピラティスインストラクター
・全米ヨガアライアンス200時間修了
・インドネシア大学解剖実習ベーシックコース、アドバンスコース修了
・NSCA-CPT
・CPR-AED(心肺蘇生・自動体外式除細動器)
・オーソモレキュラー栄養療法アドバイザー
【Beauty Style M‘s】
https://www.beauty-studio-ms.com/index.html
【H ampersand PROJECT 公式ホームページ】
https://hampersand.jp/
Q.年末年始太りの予防、対策など、教えてください!
中村さん:「お正月、ちょっと食べ過ぎたとしても、脂肪になる前に体重は戻ると思うのですが、1kg減らすには7,200kcalを消費する必要があります。例えば50kgの女性が1kg落とすにはフルマラソン2、3回に値するため、あせらずに1~2月で戻していけばいいのかなと思います。とはいえ、代謝が悪くそのまま脂肪になってしまったらイヤですよね。
実はタニタの社内実験で、姿勢を正すだけでエネルギーを使うという参考資料がありました。普通に座る場合と、背筋を伸ばして座る場合の代謝で消費される酸素量が変わってくるという結果があって、体重約60kgの方は1日あたり4.3kcal消費できるそうなんです。チリツモで、1か月130kcalくらいになってお饅頭1個分は自然に消費できるというわけです」
筆者:「なるほどー!背筋を伸ばすのなら特に技術もいらないですし、姿勢を正すという意識だけでいいですね」
中村さん:「手軽ですよね。他にも、姿勢が悪いと内蔵が圧迫されてしまうこともあり、消化不良になったり逆流性になってしまうと、身体に負担がかかってくるので、注意が必要。正月はお腹や胃を酷使する時期になりますので、どうぞみなさん、姿勢を正す意識をお持ちください!」
筆者:「では、姿勢を正すためのストレッチとして、オススメはありますか?」
中村さん:「肩甲骨を動かすストレッチがいいと思います。猫背の人は、背中が丸くなって肩甲骨が外に開き、胸が縮んでしまっているので、肩甲骨を寄せて背中を収縮させて胸を伸ばすことで肩周りも楽になるし、姿勢がスッとよくなります。あと、肩甲骨の間や首、わきの下などには褐色脂肪細胞という茶色い脂肪細胞があるのですが、寒いと熱を発したりエネルギーを出す細胞で、それを刺激するとリンパの流れが良くなり、基礎代謝が上がったりします」
《1.お正月太り解消トレーニング・肩甲骨編》
1.腕をしっかり上に挙げて、脇を伸ばします
2.ヒジをまげてまっすぐおろしていきます
3.肩甲骨を寄せるようにヒジをおろします
筆者:「これなら、テレビを見ていても、こたつに入ったままでも出来ますね」