40代から50代にかけてよくみられる突発的なほてりや動悸。気温や気候、行動などに関係なく突然起こってしまうため困っている方も多いはず。
そこで今回は、更年期の女性の6割が経験するといわれている「ホットフラッシュ」対処法をお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
《ホットフラッシュとは?》
更年期の女性に多く見られる症状、ホットフラッシュ。ホットフラッシュとは、上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが起こる、更年期障害の代表的な症状のひとつです。急に顔が熱くなったり、汗が止まらなくなったりします。
更年期の女性のおよそ6割が悩まされており、そのなかの1割程度の人たちが日常生活に支障をきたすほどの重症になるといわれています。
・ホットフラッシュが起きるとどうなる?
・気温や室温に関係なくいきなり汗をかく
・気温に室温に関係なく急に体や顔がほてる
・汗をかいたりほってったりするのに、手足は冷えている
・突然激しい動悸がする
・就寝中大量に汗をかく
「上半身だけ暑すぎて、汗が止まらない」
「のぼせてしまって、食事もできない…」
「冬でも突然、頭と顔に大汗をかくので恥ずかしくて人前に出られない…」
など、更年期世代の女性の多くが抱えている悩みなのです。
・ホットフラッシュを引き起こす原因
ホットフラッシュは、自律神経の乱れによって起こる症状です。自律神経が乱れる原因として考えられるのは、次のものがあります。
・ホルモンバランスの乱れ
・ストレス
・ホルモンバランスの乱れ
・睡眠不足
・運動不足
そのなかでも特に多いのが、ホルモンバランスの乱れ。更年期で女性ホルモンの分泌が減少することで自律神経が大きく乱れてしまい、ホットフラッシュのような更年期症状があらわれてしまうのだとか。
《ホットフラッシュの対処方法2つ》
・対処法その1|腹式呼吸をする
ホットフラッシュは、交感神経が優位な状態で起こるもの。そのため、腹式呼吸をすることで、リラックスしたりして、副交感神経を優位な状態にしていきましょう。
▽腹式呼吸のやり方
1.楽な姿勢で座る
2.みぞおちあたりに両手をあてる
3.ゆっくりと鼻から息を吸い、みぞおちあたりが膨らむように意識を向ける
4.ゆっくりと鼻から息を吐いて、みぞおちあたりが凹んでいるかチェックする
ホットフラッシュが起こってしまったら、ぜひ腹式呼吸を試してみて。日中、気がついたタイミングで腹式呼吸をする習慣をつけるのもおすすめ。
・対処法その2|ツボを刺激する
ホットフラッシュが起こったときは、副交感神経の働きをうながすツボを刺激するのもおすすめ。
・中渚(ちゅうしょ)|手を軽く握って、小指と薬指につながる甲の骨の間
・神門(しんもん)|手のひら側の手首。手首のシワ辺りの小指側にあるくぼみ
・合谷(こうごく)|手の甲側。人差し指と親指の骨が交差する辺りのくぼみ
強く押さずに、ゆっくりと圧をかけるのがポイント。気持ちよさを感じる程度の力で押してみて。ツボ押しを習慣化することで、ホットフラッシュの症状が落ち着くケースもあるので、ぜひ実践してみましょう。
《ホットフラッシュが続く時は婦人科の受診を》
自律神経の働きを正常な状態にするために、適度な運動やカフェインの摂取を控えるなどのおすすめの予防法といわれています。
様子をみてもなかなかホットフラッシュが続く場合は、迷わず婦人科に相談を。ホルモン補充療法(HRT)や漢方などを出してくれる場合もあります。
お悩みを少しでも軽減して、健やかな毎日を送っていきましょう。
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