Interview

【インタビュー】株式会社ビジョンメガネ商品開発担当者が語る!洋服別のオススメ メガネとは?

これから本格的な冬に向けて、暗いトーンになりがちなファッション。生地感も重厚化して、普段よりも難しくなるコーディネート選び。メガネは、第一印象が決まる小物だから、印象をちぐはぐなものにしないために、どう気をつけたらよいか、冬のファッションと絡めるメガネについての法則などを、メガネ選びの達人に聞きました!
今後のコーディネートに役立つ情報てんこ盛りでしたので、ぜひ最後までご覧ください。

【お話を伺った人】

ビジョンメガネ
商品開発部
畠山 由貴子さん

【ビジョンメガネ】
https://www.vision-megane.co.jp/

Q.洋服に合わせたメガネの選び方の、わかりやすい基準ってありますか?

畠山さん:「分かりやすく、誰でも取り入れられるという点で言うと、統一感を持たせることですね。
例えば、アクセサリーでゴールド系をよく身につける方、シルバー系を身につける方は、メガネのフレームやテンプルの部分もそれに合わせて、ゴールド系の金属にする、シルバー系の金属にするなど。色を合わせるだけで、グッと統一感のある印象になります。何本もメガネをお持ちでしたら、トップスの色によって掛けかえてみたり、外出がメインであれば、アウターの色に合わせたりなどは、取り入れやすいと思います。」

Q.今の時期、ニットを着ることが多いと思いますが、ニットに合うメガネはどんなものでしょうか?

畠山さん:「店舗では数多くのデザイン、フレーム素材を揃えています。中でも最近人気の”セルフレーム”というプラスチック製のフレームがあるのですが、それはどちらかというと色のデザインの出方が豊富なので、カジュアルな印象を与えます。」

セルフレーム(ブランド名/ remode(リモード))

Q.逆にお勤めされている方で、フォーマルな洋服の方はどうでしょうか?

畠山さん:「メタルフレームという金属のフレームがありますが、ビジネスやフォーマルな場でも使いやすく、さまざまなシーンでお使いいただけます。
お仕事で使用することが多い方は、すごく派手でゴツゴツとした印象のメガネは合わせにくいと思います。
無難に、何にでも合わせたいということであれば、メタルフレームがオススメです。
メタルフレームの中でも、たくさんの形や色がありますが、メガネをしょっちゅう買い替えるものではないと思いますので、よく着る服の色などを伺って、オススメすることもありますよ。」

メタルフレーム(ブランド名/華色(ハナイロ))

Q.無難になりがちなセレクトを変えたい!冒険しつつ似合うものを探したいという場合はどうでしょうか。

畠山さん:「いつもと印象を変えたい!ということであれば、冬だとしっかりした厚みのある生地の重衣料が増えてくるので、メガネのフレームも、セルフレームの中でも太めのものを選ぶと、全体のバランスがいいと思います。それに、おしゃれ感やこなれ感が演出できると思います。逆にメタルフレームの方が、ナチュラルで清楚、かわいい印象になりますね。
そういう意味では、冬服の重さに合わせて、”季節に合わせて使うメガネ”を揃えても良いのではないでしょうか。」

樹脂素材フレーム(ブランド名/TAFLEXβ(タフレックス・ベータ))

Q.筆者自身、普段はコンタクト、家では度数が緩やかなメガネをかけていますが、オススメの選び方はありますか?

畠山さん:「オススメとして、普段コンタクトならば、メガネ本体の重みが軽い、樹脂素材で柔らかいフレームのものを選ぶと、とてもラクですよ。」
畠山さん:「家用に、樹脂素材の軽いものを1本と、セルフレームでフチの太いデザイン1本、メタルフレーム1本の合計3本あれば、だいたいのコーディネートに使いまわせますね。」

Q.ここまでお話を伺ってきて、セルフレーム(太めフレーム)は冬のニット合わせがオシャレだと思いましたが、夏でも合わせられるものでしょうか?

畠山さん:「私は、メガネをアクセサリーみたいに使うのがいいなと思っています。Tシャツ&デニムスタイルにセルフレームを身につけると、太めのバングルや大きめのピアスをつけるような感覚で、コーディネートがさみしいと思う時に、アクセントになります。そして、遊べる余裕があるなら、レンズに薄い色を入れても楽しいですよ。
メガネをメガネとして捉えるのではなく、あくまでも小物感覚で取り入れると、コーディネートの幅がさらに広がります。」

Q.マスクと合わせてつける時、耳に負担がかかるという声もありますが、どのようなメガネがオススメですか?

畠山さん:「マスク問題、大いにあります。このメガネはマスク着用前提につくられたわけではないのですが、マスクだけでも存在感があるので、メガネの存在感はできるだけ減らしたいという方にオススメです。軽くて、ナチュラルで、線の細いメタルフレームタイプです。」

畠山さん:「ココロトというブランドですが、本当に軽いんです。
レンズをつないでいるところやフチ、サイドに色が入っているので、顔の印象を邪魔せず、さりげなくマスクをつけていても映えるようにデザインされています。1型3色ありますので、普段の洋服に合わせた色を選んでいただけますよ。マスク映えするメガネとして、使ってもらえたらなと思います。」

メタルフレーム(ブランド名/cocoroto(ココロト))

Q.メタルフレームは、冷たいイメージがあったのですが、そのあたりはいかがですか?

畠山さん:「昔は、特にシルバーカラーのメタルフレームは、クールなイメージだと思うのですが、最近のメタルフレームは、そのままゴールド単色を出すということが少なくなってきて、フチにカラーが入っていたり、丸みのあるデザインなど、使いやすいものが増えてきています。」

筆者:「メタルフレームの中でも種類がたくさんあって、色が入っているもの、マットな色もあるんですね。それなら、ニット帽やマフラーでモコモコしていても、質感的にはクールすぎず、顔にも馴染んで冬でも暖かな印象がつくれそうですね。」

Q.スタッフさんには常識?!メガネを選ぶ基準ってどんなことがありますか?

畠山さん:「実はスタッフも、ここぞという時用に、1本、勝負メガネがあるんです。商談に行くときは、絶対

PROFILE
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
1974年生まれ。2人の大学生の子どもを持つ母。不器用ながら「努力と根性」で女性誌 のライターを10年以上経験、これからは軽やかにライフスタイルのお役立ち情報を発信で きたらと思っています! 「桃子俱楽部」オンラインサロンで、スキンケアやメイクを勉 強中、好きなことにはトコトン突き進むタイプ。
著者のウェブサイト:https://www.instagram.com/__yokom_