「iDeCo(個人型確定拠出年金)」が気になっているなら、まずは加入資格を確認しましょう。
職業や状況によって掛け金の上限が変わり、金額は1年に1回しか変更できません。
どのくらい支払うかをあらかじめ計画しておきたいですよね。
そこで今回は「iDeCo」加入資格による掛け金上限をご紹介します。

自営業者:月額6.8万円
自営業者(第1号被保険者)の掛け金上限は月額6.8万円、年額81.6万円です。
(※国民年金基金または国民年金付加保険料との合算枠になります。)
自営業は企業年金がなく、国民年金しか加入できないので、将来のためにできる限り積み立てたいところ。
とはいえ、無理しないでください。
掛け金の下限は一律5,000円。
「独立したばかり」「コロナの影響で収入が減った」といった場合は、5,000円〜1万円でも大丈夫です。
自営業者の掛け金上限は「iDeCo」加入資格の中で最も高いですが、上限いっぱいまで積み立てる必要はありません。

会社員・公務員:1.2万円〜2.3万円
会社員・公務員(第2号被保険者)の掛け金上限は月額1.2万円〜2.3万円です。
状況によって上限が変わるので、よくわからない場合は勤め先の人事・総務担当に聞いてみてください。
・会社に企業年金がない会社員:月額2.3万円、年額27.6万円
・企業型DCに加入している会社員:月額2万円、年額24万円
・DBと企業型DCに加入している会社員:月額1.2万円、年額14.4万円
・DBのみに加入している会社員:月額1.2万円、年額14.4万円
・公務員:月額1.2万円、年額14.4万円
会社員・公務員は「iDeCo」に積み立てられる金額はそこまで多くないものの、節税効果は十分感じられるでしょう。

専業主婦:月額2.3万円
専業主婦(第3号被保険者)の掛け金上限は月額2.3万円、年額27.6万円です。
お給料がないので所得控除は受けられませんが、資産の運用益が非課税、受取時も控除があるのでお得。
しかも60歳以降にしか引き出しできないので、「つい使ってしまった」という心配はないですね。
「iDeCo」はコツコツと資産運用したい専業主婦に向いていると言えそう。

《あなたの「iDeCo」掛け金上限はいくら?》
今回は「iDeCo」加入資格による掛け金上限を紹介しました。再度まとめると、下記の金額です。
・自営業者:月額6.8万円
・会社員・公務員:1.2万円〜2.3万円
・専業主婦:月額2.3万円
自分がどの加入区分に当てはまるのか?また、いくらまで積み立てられるのか?参考にしてみてくださいね。
まずは「iDeCo」の月々の掛け金を決めて、「資産運用の計画」を立ててみましょう。
※今回の記事の内容は、一般的な資産形成の中のひとつの手段であり、必ずしも利益を保証するものではありません。あくまでも投資を始める際にはその内容を良く理解した上で、ご自身の責任・判断の元、行ってください。
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