2007年カナダ北西部に移住。
カナダ人の夫、息子(8歳)、娘(5歳)と
自然豊かな小さな町に在住している筆者が、カナダの日常をお届け!
今回は、カナダのブリティッシュコロンビア州、バンクーバーから車で約50分のところにあるスクアミッシュ(Squamish)で、毎週土曜日に開催されているファーマーズマーケットをご紹介します。

私が住む町、ここスクアミッシュは、人口約2万1千人の小さな町。
バンクーバー空港から車でシートゥースカイハイウェイ(Sea to Sky Highway)というハイウェイを使い、左に海、右に岩山というカナダ西部ならではの絶景を走り抜けると到着します。
この町は「アウトドアスポーツのメッカ」とも呼ばれ、中でも「スタワマスチーフ(The Stawamus Chief)」には世界中からトップクライマーたちが集まります。
クライミング、ボルダリング、マウンテンバイクのコースやキャンプ場も数多く点在し、またパドルボードやカヌー、カヤック、ラフティングも手軽に楽しめる、まさに山と海に囲まれた大自然の中にある町です。

《約18年の歴史をもつファーマーズマーケット》
さて、今回ご紹介するファーマーズマーケットは、この町で既に18年の歴史(2021年)があります。
5月頭から12月頭の毎週土曜日に、平均20から30ほどのベンダーが参加し、町の中心部で開催されています。
ファーマーズマーケットでは、町の近郊にある農家から直接、野菜や果物を購入することができます。採れたての新鮮な野菜は、スーパーで購入するものよりもみずみずしく、見た目にも色鮮やかで元気があります。
ここ数年は特に、地元の中小企業、つまりローカルビジネスを応援する傾向も高まり、肉や卵を売る農家、パン屋、ジャムやワイン、手作りアクセサリーや石けん、キャンドルなど、多種多様なローカル店が立ち並びます。
先にご紹介したようにこの町は、アウトドアスポーツが生活の一部になっている人が多く住んでいることもあり、アスリートや健康志向の人たちがとても多い印象。
そのためオーガニック・ヘルシー志向で作られた食品、ハチミツやプラントベースのスイーツなどもファーマーズマーケットで手に入りますよ。

私がファーマーズマーケットで購入するのは、地元農家から直接購入できる野菜です。
中でもオレンジ色に近いビーツがお気に入り。生のビーツを薄くスライスしてサラダに加えたり、もちろん茹でてそのまま食べても甘くて美味しいです。ビーツの葉も調理して無駄にしないように心がけています。
今年の夏の終わりには、何度か可愛らしい野花のブーケも購入しました。
広大な野原に咲いている野花をそのまま摘み取って無造作に束ねたブーケが、この町の雰囲気にぴったり♡

《夏季(6〜8月)がオススメ!》
夏季(6月~8月)には新鮮な野菜やフルーツがたくさん並びます。
殆どのファーマーズマーケットは入場無料ですし、どなたでもお買い物を楽しむことができます。
旅行先で地元の人たちと一緒にローカルビジネスを応援する体験もきっと良い旅の思い出になると思います。デパートや免税店では購入できない素敵なちょっとしたお土産になるものにも出会えますよ。
カナダにお越しの際には是非、ファーマーズマーケット巡りをしてみてはいかがでしょうか?
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