Interview

【インタビュー】webサイト制作の株式会社『sonrisa』代表取締役社長 藤代 未来さんに聞く!ホームページはもう古い?!自分専用のアプリを持ち、セルフプロデュースを上手に行う時代への対応策とは?

PC販売やサポート業務、コンサルティング、システムメンテナンスを行い、会社や個人でも使いやすいよう設計されたアプリ制作にも力を注いでいる。
ママでありながら、起業者をサポートする藤代さんのお仕事のきっかけは、自身の育った環境にありました。時代の流れを読む藤代さんに、数年後のITについて、お伺いしました。

【お話を伺った人】

株式会社『sonrisa』
代表取締役社長
藤代 未来さん

【HP】
https://sonrisa-company.jp/

一般社団法人 Shining People 代表理事として、起業者支援、子育て支援、シニア支援事業も行う。

Q.藤代さんが行っている、主なお仕事内容とそれを始めたきっかけを教えてください。

藤代さん:「仕事内容は、主にホームページやアプリの制作を行っています。アプリの制作は、誰でも使える・使いこなせるように毎月19,800円という格安な値段とシンプルな設計にしています。
アプリ製作を一から行うと、基本、数百万から数千万かけて製作しますが、中小企業の方は手が出しにくい金額ですよね。その費用を抑えられるよう、サポートをしています。開発に関わる人件費が多くなればなるほど、高額になってしまうのが理由なんです。それをシステム化することで、毎月19,800円という金額を実現しました。
なぜアプリか?というと、すでにアジアやアメリカでは、ホームページは少数派で、アプリだけでビジネスをしているところが多いんです。それを日本でも浸透させていけたらいいなと思います。
ITに興味を持ったのは、父が家電量販店に勤めており、今の家庭だったら普通ですが、昔から珍しく家にパソコンがあり、小学校一年生の時からパソコンに触れていたことがきっかけです。学校から帰宅してパソコンを操作するのが日課でしたね。それこそまだワードやエクセルがない時代に、「一太郎」というシステムを使い、文章作成や子ども新聞の作成、教科書の文字を入力して、タイピング練習をしていました。遊び感覚でパソコンと関われた環境が、とても良かったみたいです!」

Q.すぐに起業をされたのですか?

藤代さん:「いえ、すぐではなく、受験の時から自分は何ができるだろうと考えて、ITなら挫折せずにできるかなと思い、まずはIT関連の仕事に就きました。20代は家電量販店で携帯販売をしながらホームページ制作をしたり、会社の秘書をしながら、IT化を進めるような仕事をして、30歳になった時に起業しました。ちょうどコロナ禍の始まりで、パソコンでテレワークを進めたり、業務のデジタル化にするためのサポートができるんじゃないかなと思ったんですよね。そのような計画を立てて、ちょうどその的に当たり、この2年間業績もすごく良くて!皆さまをサポートしたい気持ちで、達成できたのかなと思います。」

Q.テレワークも落ち着きましたよね。

藤代さん:「そうですね。これからはアプリの普及に重点をおき、お仕事をしていきたいなと思っています。特に、飲食店経営の方に普及できたらなと考えています。一度お店を利用してリピーターになってもらうのに、予約や情報発信はホームページではなく、アプリで!しかも自社でやれば毎月19,800円以外はかからず、手数料を引かれることもないので、良い点ばかりなのですよね。」

藤代さんの会社のアプリ制作サイトは、自分で写真や文字を入れてつくれるので、とにかく手軽!始めは、飲食店の予約が手軽にできたらいいなという思いがあったそうですが、意外な使い方があると発見。
写真家が、自分の写真をパソコンにアップロードして作品集のようなアプリを作成、売り込み資料にしたり、家族アプリをつくれば家族のスケジュール管理ができたりと、アプリの可能性にワクワクしているそう。
サービス開始2か月で20件の契約があり、年内30件ほど決まっているとのことで、2.3年後、自分のアプリを持つことが当たり前の世の中になるかもしれません。

Q.この10年のデジタルの進化について、どう思われますか?

藤代さん:「10年前、ホームページがない会社はたくさんあったと思いますが、今や当たり前。時代の変化に対応するお手伝いができればいいですね。2.3年後、アプリが当たり前になっている時代の創設者のようになりたい!と思っています。昔のインターネットのスピードを、赤ちゃんがハイハイするぐらいと考えると、今はフェラーリが通り過ぎるような速度なんです。

例えばレンタルビデオ制度なんて、今の子どもたちには通じないですよね。

あと、子育てをしていても、日々、無駄が多いなと感じるんです。学校からのお知らせプリントも、わら半紙に印刷して手渡し。全く時代にマッチしていないですよね。フェラーリの速度に対応できるよう、みなさんのお手伝いができたらいいなと思っています。」

《取材後記》

銀行の振込も携帯でできるのでATMが減っていたり、マイナンバーカードが保険証になるということも発表され、ますますITが生活に密着してくる時代になります。
自分のアプリを持ち、自己アピールやビジネスにつなげていく人も増えそうだなと感じました。


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PROFILE
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
1974年生まれ。2人の大学生の子どもを持つ母。不器用ながら「努力と根性」で女性誌 のライターを10年以上経験、これからは軽やかにライフスタイルのお役立ち情報を発信で きたらと思っています! 「桃子俱楽部」オンラインサロンで、スキンケアやメイクを勉 強中、好きなことにはトコトン突き進むタイプ。
著者のウェブサイト:https://www.instagram.com/__yokom_