Interview

【インタビュー】新年をハッピーに。プロが直伝・自分を好きになるための『自己肯定感』を高めるヒント

更年期やコロナ渦の影響で、メンタルが揺らいでいる女性に向ける「自己肯定感」を高めるためにできること。
ヨガ講師でもあり、自己肯定感カウンセラーでもある倉本 ななこさんに、ご自身のことから、自己肯定感についてなど、ライフスタイルの中で自己肯定感を高めるヒントになるお話を、伺ってみました!

直感を大事にして自分を信じ、学べることに感謝!

倉本さん:「ヨガを始めたきっかけは、出産前に実はフィットネス感覚といいますか、運動不足解消目的で体にフォーカスした感じのヨガを続けていました。そこでは趣味ですね。
講師になろうとしたきっかけは、子どもを産んでやっぱり心身の乱れがあってメンタル、体もボロボロで。気晴らしに赤ちゃんも一緒にいけるヨガに行ったのですが、今まで趣味で通っていた時とはまったく違う感覚がありました。本来ママって、自分のために時間やお金を使ってはいいけない、そう思って頑張っていたのですが、その1時間はとても開放的な時間で、ヨガポーズよりも気持ちがスッキリした瞬間だったんです。
40~50代の気持ちのメンタルのアップダウンと同じく、産後エストロゲンが減っているので、落ち込んで落ち込んで自信がないというのが続いている子育ての中で、ヨガを受けたときスッキリできて、そんな自分を見つめなおすことができたんですよね。呼吸を感じたりしながら。もし、みんな同じ気持ちなら、私がヨガの先生になって落ち込むシーンを救いたい!そう直感で思ったのが始まりです。

そこから行動は早かったです。
もちろんヨガの場合は、「先生です!」といえばなれちゃうものでもあるのですが、RYT200という資格が取れる学校があり、ヨガの知識と理解を深めるために受けました。
同期は時間がなくて講習後すぐ帰ったり、子育てとの両立はとても大変でしたが子どもを預けられないくらい小さいころからやってみたいと思っていて、我慢していた時期が1.2年あったので学べることが嬉しくて頑張れました。
現在は小学生2人、男の子のママ。
元職はネイリストをしていたんですけれども、興味がまったくなくなってしまいました。
出産までは自宅でネイルサロンを開いていたのですが、産後は辞めてヨガ一本に。
ヨガにビビビときてしまったんですね。(笑)」

《自己肯定感を学んで教えようとしたきっかけはなんですか?》

倉本さん:「子どもが初めての小学校生活の中で、できないことを先生に怒られることが多く(子どもも私も)自分はダメな人間なんだ…という思いになってしまって。
数か月前にいた幼稚園の環境とは違って、集団生活にまだ慣れないところが浮き彫りになる場面で、どんどんネガティブな発言ばかりしてきたんです。これには私もびっくり。
明るく元気な子だったのに、ドンドン暗い子になってしまい(涙)
色々原因を調べて、これは自己肯定感のところなのかなと気づいたんです。

そこでお家での言葉がけを変えてみたんです。どうしたの?何があったの?ではなく、できたことをたくさんほめる!子どもの話を聞いて気持ちに寄り添うことをしました。
そこから、子どもがみるみる元気になり、今は自信満々でいろいろなことにチャレンジできるようになりました。そんな様子をインスタで少しずつ発信していたら、カウンセリングをしてほしい、という要望があったので、ヨガと同時に自己肯定感も学んでいきました。

インスタでは、ヨガと子育て、ママの考え方を発信していました。そこで共感が得られたのかと思います。
コロナ渦で、一気にカウンセリングや悩み相談が増えました。母は大変だけど強い! 
私の母は、私が高校で迷うことがあった時「ななちゃんだったらどこに行ってもできるから大丈夫!」という言葉をかけてもらったことをすごく覚えていて。今でも原動力になっていると思います。やさしい言葉がけは、意外にずっと覚えているものですね。」

Photo by Green Chameleon on Unsplash

《チャンスを逃さない! すぐ行動できるのは失敗を楽しめること》

倉本さん:「自分の直感をとても信じていて「これだ!」という気持ちが来たときは、絶対に逃しません。もちろん周りの人の声も聴くようにしていて、直感に関するカウンセリングもやってほしいと言われたこともキャッチ。そういう自分も必要なのかなと思い、直感と合わせて行動、活動しているなと思います。
「(倉本さんを)突き動かす力はなんでしょう?」よく聞かれますが、なぜか理由は自分でもふわっとしているというか。自己肯定で話をすると、自己効力感がすごくあるんだと思います。
常にやればできる、みたいな気持ちがあるからすぐトライ。
もし突き詰めて、うまくいかない時、それって私にとってはワクワクなんですよね。
例えば、ヨガの先生で生徒さんを募集したら生徒さん0人とか、カウンセリングも誰も来ないとか、となるとワクワクしてくるんです。それならこうしよう!という違う道で試して、プロセスまで楽しんじゃう。
普通なら撃沈してしまうところがあまりなく、次々試そうみたいな気持ちになり、それが成功への近道で、またチャレンジしたくなるのかもしれません。」

Photo by Brett Jordan on Unsplash

・オンラインサロンで、自己肯定感をより深くサポート

今はPlus online salonを運営しているのですが、過去リアルなヨガ教室をスタートした時は、子育てしているママの不安やモヤモヤをヨガで解消していこうと思っていました。お子さんはまわりでハイハイしているような感じで、ママメインのヨガ、一瞬でも子供と離れることも大事だと悟っていたので、そこで実践。現在はオンラインでサロンを展開、会員は140名ほど。ヨガをはじめ様々な学びのコースと、自己肯定感を高める二つのコース。

取材の際、おだやかな話し方とやさしい表情で、聞いているこちらを包み込んでくれるような、心地よいひとときでした。他の人に優しくできるのは、自分にも優しくできている証拠、オンラインサロンでお話を聞きたいという方が増えているのも納得でした。
倉本さんのマイルールについても伺ってみましたので、次回もお楽しみに。

【教えてくれた人】

ヨガ講師・倉本 ななこさん

【活動】
julier アンバサダー
ソイプロビューティー アンバサダー
Plus online salon運営
https://www.kuramotonanako-salon.fants.jp/
自己肯定感が高まるトークセッション(カウンセリング)

【保有資格】
全米ヨガアライアンスRYT200取得
産後ヨガ指導者
骨盤底筋リカバリーヨガ指導者
アロマ検定1級
自己肯定感カウンセラー
PHIピラティスマットⅠ/Ⅱ講師
ヨガのポーズについて

【協力】
ライフチューニングデイズ


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PROFILE
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
merrily編集部 エディター&ライター / 森岡 陽子
1974年生まれ。2人の大学生の子どもを持つ母。不器用ながら「努力と根性」で女性誌 のライターを10年以上経験、これからは軽やかにライフスタイルのお役立ち情報を発信で きたらと思っています! 「桃子俱楽部」オンラインサロンで、スキンケアやメイクを勉 強中、好きなことにはトコトン突き進むタイプ。
著者のウェブサイト:https://www.instagram.com/__yokom_