突然ですが『海底熟成ワイン』をご存知ですか?
文字のまま、海底で熟成されたワインのこと。今、「海底で熟成できるの?」「塩っぽくならない?」など、たくさんの疑問を思い浮かべたあなた!
早速、海底熟成ワインが気になってしまいましたよね。今回は謎多き、海底熟成ワインをご紹介したいと思います。
《海底熟成ワインとは?》
海底熟成ワインとは、そのままの通り、海底で熟成されたワイン。
海底熟成ワインがつくられるようになった、そのきっかけは、沈没船から見つかったワインを開封し、飲んでみたら美味しかった!というロマン溢れるエピソードから。
そこで海底にワインを沈め、熟成させたら美味しいワインがつくれるのではないか?と始まったのが海底熟成ワインです。
産地やメーカーこそ違いますが、それぞれで醸造の研究者やその海を研究する科学者などが、日々管理に携わり、つくられています。
早速、どこの海で、どんなワインがつくられているのか?ここからご紹介していきますね。

・スペイン バスク地方の「Crusoe Treasure」
2008年に設立したCrusoe Treasureは、世界初!人工魚礁を兼ねたワインケージで海底熟成ワインを製造し、商品化に成功したワイナリー。こちらのワイナリーでつくられる海底熟成ワインは、海底約20mで約6〜12ヶ月間熟成されます。この間、潮の満ち引きなどの揺れや重力、圧力などでワインが熟成されていくのだとか。
樽で熟成されるワインに比べ、タンニンの渋みが少なく、ブドウのフレッシュな果実感や色味が残りやすいため、とても口当たりがなめらかで飲みやすいのだそう。


そして、こちらのワインは全て、シリアルナンバー入りの数量限定生産のワイン!
特別感も満載なこちらをぜひ、大切な人へ贈ってみてはいかがでしょうか?
【Crusoe Treasure】
https://www.terre-wine.com/collections/underwater/crusoe-treasure
・岩手県の広田湾海中熟成プロジェクト
岩手県の南東部に位置する広田湾で、地域活性化の取り組みとして行われている広田湾海中熟成プロジェクト。
広田湾は、豊富な森林と山から流れるミネラルが広田湾に流れ込む場所で、外湾には親潮と黒潮が。海流に乗ってくるミネラルなどの栄養分が混ざり合う場所でもあり、質の良い海産物が育つ環境なのだとか。
そんな広田湾でつくられる海底熟成ワインですが、ワインの他にも海底熟成の日本酒もつくっているそうです。※現在は日本酒のみ販売されています。


【ぶらり気仙】
http://www.burari-kesen.com
《海での熟成とともに》
海の中で揺られて熟成されるワイン。この響きだけでも、さまざまなドラマが頭に浮かびますよね。
そんな海底熟成ワインを嗜みながら、大切な人とロマンを旅してみてはいかがでしょうか?
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